2月5日から福岡で「みんなのUber」が検証プログラムとしてスタートしました。あのUberが日本の、しかも福岡で新たな試みをスタートさせたということで一部ギークの間で話題になったわけですが、自分の周りでは「みんなのUber」どころか「Uber」の名前すら聞いたことない人も多かったので少し解説してみたいと思います。
そもそも「Uber」って何?
アメリカ・日本などでハイヤーサービスを提供する企業、及びそのサービス名。
Uberとはスマートフォンを使って配車や決済までを完了させるなどハイヤーサービスを効率的かつ低価格で提供し急成長している今注目の企業及びそのサービス名です。本場はアメリカ。そこから、一般人が自分の所有する車でタクシーサービスを提供できる仕組み(いわゆる白タク)の「UberX」や普通のタクシーを配車する「UberTAXI」といったサービスを提供して世界中に勢力を拡大しつつあります。日本でも東京など一部地域でサービスを開始してました。本国でも上場前ですがその時価総額は2兆円を超えると言われていて、2014年に調達した資金も実に2,000億円超だそうで、想像できない金額ですがそれだけ期待を受けている企業及びサービスだと言えます。
私も名前は知ってましたが、福岡ではサービスを提供していなかったし「アプリのタクシー配車システムってだけでしょ?」と正直舐めてました。
「みんなのUber」とは?
上記の「UberX(いわゆる白タク)」の試験的なサービスです。公式ブログによれば、現状は正式サービスではなく”検証プログラム”ということでUberXとは異なる点もあります。
乗車料金が無料
「みんなのUber」は無料で利用ができます。あくまで検証プログラムということで、その走行データを分析して研究機関に提供していくとのこと。運転手さんもちゃんと給料をもらっています。※福岡エリアの求人情報を見てたら「福岡市内を自家用車で走行するお仕事です」とか結構出てきてましたけどこれだったんですね。上記の通り、潤沢な資金があるからこそできる、規模の大きな実験ですね。
ただし利用には条件もあります。
私も開始当日とその翌日に利用しました。
知らない人の車に乗って大丈夫なのか?
周りから一番聞かれる質問です。
Uberには運転手と利用者がお互いに相手を評価する仕組みがあります。なのでレーティング(5つ星で表示されます。)が低い運転手とマッチングされたらその場でキャンセルすることも可能です。始まったばかりなのでまだ評価データは正確と言えないかも知れません。それ以上の安全の担保があるのか分からないので周りの女性には夜間の利用などは控えた方が良いのでは?程度に様子見させてます。2回乗った感想としては、普段乗るタクシーより快適でしたけどね(笑)求人見る限りでは時給もかなり良かったようで、運転手も仕事としてやってるので接客は非常に丁寧でした。
実際の利用方法
まずはアプリをダウンロードします。
iPhoneの人はこちらから。
androidの人はこちら。
Uber - Google Play の Android アプリ
次に利用者登録。
登録には下記の情報が必要です。
- メールアドレス
- 電話番号
- クレジットカード番号
信頼していないサービスにはちょっと登録したくない情報ですね(笑)。
実際に使った時の画面がコチラです。会社から家まで乗ってみました。
GPSで取得した自分の位置が地図の中心に来てます。「乗車場所を設定する」というボタンが出ているので押したら、周辺のタクシーにその情報が行き、運転手さんが反応するとお互いがマッチングされて画面上に運転手さんの情報が出てきます。到着までに掛かる時間も出てきて、地図上に車両の位置も出てくるので非常に分かり易い。ちなみにこの運転手さんは評価が5つ星ですね。
初日だったので運転手さんも緊張気味というか非常に丁寧な対応でした。私も気になってたサービスなのでずーっと質問攻め。私が二人目ということで、まだまだ知名度がないのか呼び出しは少ないとのこと。ちなみに初Uberはプリウスでした。
道も迷うことなく順調に家に着いて、支払いもないので(あったとしてもクレジット決済なので手間はないんですけど)、降りる時にお互いスマホでちょっとした操作(相手の評価など)しておしまい。
週に5回は使えるということでしばらくはUberで毎日帰社してみようかと考え中。
世界中で利用されてるだけあってアプリの操作感も非常に快適だしあとはこの修羅の国と揶揄される福岡の地でどれだけ安心安全に使ってもらえるのか、とりあえず人柱として使い倒してみたいと思います。