釣り

エギングはじめました

自分でもきっかけを思い出せませんが唐突に釣りがしたくなりました。しかし全く知識のない超インドア派のギーク。待て、我々にはインターネッツがある。無の状態から道具を揃えて「趣味は釣りです」と言えるまでに1週間も掛からない時代に生きている。海が俺を呼んでいる。知らんけど。

善(?)は急げと近所の釣具屋(釣具のポイント)に凸。若い店員を捕まえて札束で頬を往復ビンタしつつ「イカ釣りたいのでいい感じの一式ください」。

揃えたタックル(釣り道具一式)

竿(ロッドと言うらしい)

シマノ セフィアBB S86ML

勇気を出して生まれて初めての釣具屋に行きましたがロッドの種類多すぎて完全に初見殺し。見た目全く同じで長さが数センチ違うだけで末端価格が数万円も違ってて草。最終的に店員さんのお薦めするがまま決めたんですがポイントさんは初心者にも優しくて無闇に高いモデルをお薦めしてこないので好感が持てます。いい大人なので出自の分からない最安値モデルは避けつつ、国産で無難にいくとシマノかダイワの2択になるようですが、事前にYouTubeで見た感じのいいアングラーさんがシマノを使ってたのでシマノにしました。ダイワもデザインがすごいかっこ良くて迷ったんですけどね。ヤノとシマノってどっちもノが付くからシマノにしました。

リール

シマノ セフィアBB C3000SDHHG

リールは金額が違えば見た目も結構変わるので分かりやすいですがそれでも初見だとチンプンカンプンです。型番の法則性が分かると少し理解が進みます。今回買ったやつを例にすると、

C:コンパクト。スプール(糸巻き)に対しボディが小さいのでエギングに必要なしゃくりの動作が軽い力でできる。はず。

3000:番数。スプール(糸巻き)のサイズ。一般的には釣りたい魚種ごとにこの番数でリールを選ぶ。大物を釣りたい場合はここが上がる。はず。

S:シャロースプール。スプールは糸巻き。シャローは浅いと言うことで浅い糸巻きになります。詳しくはググっていただければと思いますがスプールが浅い方がエギングには適しているようです。

DH:ダブルハンドル。その名の通り、リールを巻くハンドルが2本になってるやつです。ここら辺は好みとか宗教だと思いますが使ってみるとダブルハンドルの方がノールックでリールに手を置いた時にすぐにハンドルに手が掛かるのでダブルハンドルで正解だったと思います。

HG:ハイギア。ギア比ですね。ギア比が高いのでスピーディにリールを巻けます。ローギアはPGらしいです。LGちゃうんかい。

PEライン(道糸)

リールに巻くいわゆる釣り糸です。PEはポリエチレンの略。どうでもいいけどPETボトルのPETはポリエチレンテレフタレートの略。

売れ筋は売り場を見るとよく分かりますがパッケージにでっかく「8」と書いてあるものが主流です。概ね4の倍数になってますがこの数字は何本の糸で編まれているかを表しているそうです。見た目や手触りは本当に「糸」って感じです。強度は高く縦方向の力にとても強いので魚やイカ引っ張っても簡単には切れませんが、岩礁やテトラに擦れる横の衝撃には弱く切れることがあります。今回私が買ったのはコチラ。

リーダー

リーダーはPEラインの先端に1.5〜2mほど繋ぐ糸です。役割としては、針にかかった獲物との格闘の際に糸に掛かる衝撃を吸収するためのバネのようなものです。PEラインよりも柔らかく、縦方向には伸縮して横方向の岩礁やテトラのスレにも比較的強い。PEライン→リーダー→スナップ→エギという順番で繋ぎます。リーダーはナイロンとフロロカーボンと言う素材が一般的ですが、エギングにはフロロカーボンが良いそうです。今回買ったのはコレ。

スナップ

リーダーに結えて、エギを繋ぐための金属のクリップです。エギングは頻繁にエギの交換が必要なのでリーダーに直接結ぶのではなくてスナップを介するのが一般的です。今回買ったのはこれ。

クーラーボックス

ここら辺は特に拘りはありませんがラン&ガン(頻繁に場所を変える)スタイルのエギングなのでコンパクトで軽いものならなんでもいいと思います。ロッドホルダーが付いてたのでこれにしました。

エギ

肝心のエギ。ここは沼が深いです。素人が誤解を恐れずに言うと、どんなエギを使おうが釣れる時は釣れるし釣れない時は釣れません。私の初釣果はダイソーで買ったエギスパート(¥100)でした。ただセオリーはあるので環境に合わせてすぐに対応できるようにバリエーション(色・サイズ)はある程度揃えておいた方がいいです。始めて間もない頃はたくさん根がかりすると思うのであまり高価なものでなくてもメルカリで中華製の10本セットなんかも売ってるのでそれでもいいと思います。選ぶ基準としてはいくつか変数があって、

色:周辺が暗い時は明るい色のエギでアピール

サイズ:秋はイカのサイズが小さいので小さめ(2.5号)のエギ、など。年中3.5号の人もいるくらいなので拘りすぎなくていいかも。

ギミック:ラトル(ガラガラヘビのような音を出すタイプ)、シャロー(浅いエリアを狙うために沈みが遅いタイプ)など。自分が狙う釣り場の環境に合わせて。

あとがき

と、偉そうに言ったものの私はエギングを始めてイカが釣れたのは7回目の釣行(しかも狙ってたアオリイカじゃなくてコウイカ)でした。よく6回も心が折れなかったな。釣り好きな友人にアドバイスを乞うたところ、初心者でエギングから始めるやつはいない、と有難いお言葉をいただきました。そのくらいアタリを取るのも難しい釣りのようですが皆さんもめげずに頑張りましょう。釣れたら教えて。(切実)

まな板の上のコウイカ

コウイカのワタ炒め。スタッフが美味しくいただきました。家族に「このイカ、10万円くらいかかってるから。」みたいな。

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