DIY gadget 買ってよかった

[DIY]ラブリコで壁を作って65インチのテレビを壁掛けしてみた

新型コロナによる自粛期間中にテレビが壊れたので慌てて買いました。慌てすぎて手が滑ったので65インチにしちゃったテヘペロ。男子は何かにつけサイズに拘るんです。下に置いてあるニンテンドーswitchと比べるとサイズ感が伝わりますかね。下手にホームシアター買うよりシアター感あります。

先代はAQUOSの43インチ。13〜4年前に買ったやつで当時で20万弱くらいした記憶。電源を入れるとバチバチッという異音と共に映像が消えるという昭和のテレビのような壊れ方をしたので修理は諦めて思い切って買いました。特別定額給付金入るし。

今回買ったテレビ

今回買ったのはハイセンスの65インチ。ちょうど最新モデルが出ましたが、特に拘りもなかったので型落ちでも安さを優先してコレにしました。そんな変わらんやろ。65インチで4k対応でこの値段(購入時¥128,000)。コスパ良すぎです。dポイントが貯まってたのでdショッピングで購入。(dショッピングの家電カテゴリはジョーシンさんが取り扱ってます。)最近のテレビはネトフリやYouTubeやdTVのアプリがプリインストールされていてドングルとかSTB刺さなくていいんですね。便利〜。(と思ったけどDAZNやDisney+が対応してなかったので結局ぶっ刺しました。)

ハイセンスと聞いても馴染みがない方も多いかと思いますが中国メーカーです。テレビの世界シェアでも上位にいます。未だに中華製と聞くと「先行者」をイメージしてしまう人は一度OSをアップデートしましょう。国内メーカーも同じスペックで見てみましたがハイセンスのコスパは圧倒的でした。最後に決め手になったのは「中身はレグザ」というパワーワード。※ハイセンスは東芝のレグザ部門を2017年に子会社化してます。

ちなみに梱包されてた段ボールがコレまた結構なサイズです。捨てるの大変。

緩衝材を捨てるのも45ℓのゴミ袋を4つ使いました。

壁を作る

はじめは付属のスタンドでTVボードに置いて使ってましたが、昔から憧れだったテレビの壁掛けにDIYで挑戦してみました。結論から言うと、とりあえず上手くいったんですが作業はめちゃくちゃ大変でした。設置の際にテレビを落としそうでヒヤリとしたのが2回くらいあったので真似する方は自己責任でお願いします。大人2人(できれば力のある男性)でやった方がいいです。

設計図を書く(ざっくり)

T Vボードは気に入ってるので引き続き使いつつ、壁掛けのイメージを設計図に起こしてみました。最初に載せた写真と明らかに違うのはいつもの神風DIYで、作ってる途中にコンセプトを変えたからです。

色々な誤算

コンセプトが途中で変更になった1番の理由は壁掛け金具を固定するための柱に問題があったことです。ちなみに金具はコレ↓

アーム式で70インチまでOKで耐荷重60kg。テレビが落ちては元も子もないのであまり安物にしない方がいいと思いましたが、実際に使ってみたらかなり頑丈でした。アーム伸ばしても全くぐらつきません。

テレビを壁掛けする時の基本ですが、金具をしっかりと固定するための頑丈な柱が必要です。リビングの壁内にある柱を探す必要がありますが、壁紙を剥がして石膏ボードを壊すのもアレだったので↓の文明の利器を使いました。

壁の中の柱を見つけてくれる優れ物です。ボタンを押しながら壁を這わせると、柱があるところやケーブルが通っているところでブザーを鳴らしてくれるので壁を剥がす必要がありません。コレを使って柱を探したところ、衝撃の事実が判明。30kgのテレビを支えられそうな太めの柱が設置場所に1本しか見当たらなかったのです。しかも電源系のケーブルが壁内を通っていて、うかつに固定用の太いビスを打てなくなりました。もう金具は買ったし引き返せないところまで来てるぞ。

ラブリコで柱を作る

ないものは作る、と言うことでラブリコを使って柱&壁を作りましょう。ラブリコとはDIYやる人にはお馴染みの、ツーバイフォーの木材を突っ張らせて柱にできるパーツです。ディアウォールより出っ張りが少なくスッキリと設置できます。設置方法はツーバイフォー材を天井の高さより95mm短い長さに切って、上下にラブリコのパーツを付ける→調節ネジを回して突っ張らせる、だけです。

↓こんなん

柱の設置

早速グッデイ(北部九州を中心に展開しているホームセンター。俺の庭。)でラブリコを調達してきました。ここらへんから当初の設計図ガン無視。設置金具に合わせて4本のツーバイフォー材を購入。

ちなみに、この自粛期間でDIYが密かなブームになってるらしくラブリコが品薄状態。部屋の雰囲気に合わせてオフホワイトで統一したかったのにグリーンしかなかったwどうせ隠れる部分だから気にせず行きましょう。縦向きにテレビの重力が掛かるのでツーバイフォー材は縦向き?に設置しました。この壁掛け金具を留めるビスが長さ60mmあるのでしっかり固定されるように。横向きだとビスが貫通してしまう上に、手前側に倒れる可能性が高いと判断しました。

下はこんな感じ。情報コンセントをギリギリ避けた感じ。壁と床の間に幅木(はばき)があるので、その分壁から隙間を開けています。その隙間にケーブル類を通す目的もあります。

床との垂直を出すのがとにかく大変。バランス崩して倒れてはいけないので水平器を使って根気よく垂直を出しましょう。私は失敗しました。安い水平器はいかんですな。

金具の取り付け

金具はこんな感じです。写真は設置しやすいようにアームをmax伸ばした状態。アームはパンタグラフのような形です。

ビスが太いので5mmのドリルで下穴を開ける必要があります。上下4カ所ずつ、4本の柱にビス留めしました。壁側の金具と、テレビ側の金具をそれぞれネジ留めして、お互いをガッチャンコするイメージです。

両サイドにも1本ずつ柱を追加して、テレビを金具に引っかけたのがコチラ↓

両サイドの柱用に白のラブリコを購入。コチラはアイアン製のラブリコで、写真ではちょっと判りづらいですがツーバイフォー材を全面覆わないので後ほど壁を貼り付ける際に凸凹させないようにコチラにしました。

ベニヤ板で壁の下地作り

組み上がった柱に、壁の下地となるベニヤ板を貼り付けていきます。テレビの真裏と、情報コンセント周辺に通信機器・ケーブル・STB類を集約させるので、そこだけベニヤもくり抜いておきましょう。私は自分で加工しましたが、ちゃんと設計図作っていればホームセンターで購入する時に切ってくれたりします。壁材を貼り付けるためだけの下地なのでホームセンターに売ってる一番薄いベニヤを使いました。

テレビ裏はこんな感じ。電源、Wi-Fiルーター、ケーブル類を、柱に固定したワイヤーネットに結束バンドでうまいこと固定させてます。表からは絶対にケーブルを見せないと言う意地や執念のようなもの。ここらへんの作業があったので壁付け金具はアーム式にしました。今後録画用のHDDも購入予定なのでここに設置します。ニンテンドーswitchも本体をここに隠してたんですがソフトの出し入れやコントローラーの充電がしづらいと言うことで泣く泣くTVボードへ移動。

仕上げの壁材を貼る

壁紙は貼るのが難しいのでパネルタイプの壁紙シート的なサムシングを探してたんですがなかなか気に入る物がなく、1週間ほどベニヤ壁で過ごしてたんですがw、Amazonで小洒落たやつを見つけました。ちょっと値がはったけど、家の中心で毎日目にするものなので買っちゃいましょう。給付金入るし(呪文)。

コレを2箱買って、貼り付けたのがコチラ↓

自分で言うのもなんですがめちゃくちゃいい感じに仕上がりました。パズルのように張り合わせていって、はみ出した部分をノコギリでカットしています。実は計算を若干誤っていて、パネル1枚分くらい足りなかったんですがそのために1箱買い足すのがバカらしかったので見えない部分から木片をひっぺがして補完しましたw

貼り付けには木工用ボンドと、それだけだと乾くまでに落ちてしまうので「隠し釘」と言うのを使ってます。写真取り忘れた。

隠し釘とは名前の通り、打った跡が目立たない釘です。釘の頭にゴム製のスペーサーが付いていて、釘を打った後にその釘頭を金槌で横からぶっ叩くことでポキッと折れるようになっています。

以上、65インチテレビをラブリコを使って壁掛けしてみた顛末でした。はー疲れた。

やってみた感想、注意点など

まず、65インチのテレビはいくら薄型と言ってもめちゃくちゃ重くて扱いづらいです。開封して取り出してヨーイドンで倒しそうになりました。絶対に開封から大人2人以上でやりましょう。

そしてコレも初めての体験でしたが、65インチ30kgのテレビは変な持ち上げ方をすると、それこそベニヤ板のように自重でたわみます。液晶部分がミシミシ言うので「あ、コレ壊すな」と何度か思いました。普段持ち上げない形状の30kgは何かと気を遣いますし腰もやりそうになるので入念に準備して慎重に作業しましょう。持ち上げる時は下に毛布など敷くとか。

あと、壁の仕上げに使ったウッドパネルですが、遠目にはすごく綺麗に見えますが、近くで見ると作りがちょっと荒いです。天然木を貼り合わせているので、今後虫がついたりする懸念もあるので防虫処理くらいはした方がいいかも知れません。

それでは皆さんも良いDIYライフを。

おすすめギア

-DIY, gadget, 買ってよかった

Copyright© muchikin.net , 2024 All Rights Reserved.